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Posted by ミリタリーブログ at

2016年03月13日

BLACKHAWK / Enhanced Load Bearing Vest 1st Model later ver.

数年前から欲しくなった物があり、最近見つけたので買ってみました。



BHI Enhanced Load Bearing Vest

斜めマグポーチ・メッシュパネルではない旧デザインの物で、同デザインでは後期モデルになりますね。
装備品メーカー各社から同デザインでリリースしていたのが1980年代後期~1990年代後期までの代物なんで、現在では見かける事が少なくなったと思われます。

まぁ1990年代と言えば、ネットが現在のように身近ではなく、装備品の購入は国内ショップでの購入が一般的な時代。
その当時でEAGLE製のLBVが4~5万円近かったと思うので、そんな高級LBVをわざわざ買う人間なんかまずいないし、もし買うとしたら重度のマニアか完全なコレクターぐらいじゃないかな?

でも「G.I.ジェーン」や「ティーアズ・オブ・ザ・サン」を見ると何気に旧LBVが欲しくなり探していましたが、状態の良い物をebayにて発見したので購入してみました。



正面のマグポーチは、オリジナルがM16マガジンで2本・1本・1本・2本の配置なのですが、BHI製は各2本ずつの計8本を携帯できるように変更されています。


中に仕切りがある訳じゃないので、マガジン以外にもスモークグレネードやフラッシュバンも収納する事が可能です。


マグポーチの下にはフラググレネード用のポケット。中にはスプーンを固定する1inchウェビングが縫製されています。
このポケットに関してはオリジナルと大差ないでしょうね。


ドットボタンのメーカーは不明で、「3A」と刻印されていました。


脇腹には増設用の2inchウェビング。
この部分、俗にいう鳥タグ時代では他社同様に細かく区切られたALICEクリップ専用タイプでしたが、後にBHI製品はこちらのデザインへ変更されました。


特徴としてはウェビングの裏にベルクロが縫製されていること。
これによりALICE装備だけでなく、デューティベルト用ポーチも取り付けが可能になっております。


背面パネルも増設用の2inchウェビングとブットパック用のDリングがあります。
Dリングは他社が樹脂製なのに対して、BHIは金属製を採用。
錆などの腐食が気になりそうですが、あえて金属製を使った事に意味があるのかも知れないですね。


ショルダーハーネスにドラッグハンドルが追加され、その下にはメーカータグ。


で、首元の裏にも製造タグが縫い付けてあります。
生産国はベトナムではなく、韓国ですね。


そんな訳でファステックスも「Kifco」製を採用しております。
Kifcoは日本の樹脂パーツメーカーであるNifcoの韓国子会社ですね。
製造年月は97年でした。

まぁ97年といえば丁度「G.I.ジェーン」が制作された年。
ライバル会社がアメリカでバリバリ製造している時、BHIが他国生産へと方針転換している事が分かる貴重な資料です。